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ご飯
病院のご飯って美味しくないイメージがありますよね。
実際美味しいところもあるのですが・・・。
うちの病院では、シェフ経験がある調理師と栄養士が連携して作っています。
働いてる私が言うのもなんですが、結構自慢出来るほどの病内食なんですよ?
しかし、頑なに拒否をするおじいちゃんが一人。
おじいちゃんの名前は、Dさん。
Dさんは絶対に病院の食事には手を出さず、奥様が毎日作って持ってくる弁当しか食べません。
正直、奥様には申し訳ないですが、栄養も偏るし病内食を食べてほしいのが本音。
昔、非常に美味しくない病内食を食べて以来まったく食べなくなったのだとか・・・。
奥様も高齢だし、正直作って持ってくるのもしんどいみたいで。
そこで、奥様全面協力の元、Dさん用の病内食を作ることに。
味付けやDさんが好きな物を教えてもらい、一度作ってみることにしました。
栄養士監修の元、Dさんが好きな物を栄養よくプレートに並べ出してみることに。
奥様も一緒にいてもらい、食事を促すとなんとか食べてもらえる事が出来ました!
Dさんは初めはちょっとずつしか食べませんでしたが、奥様の味だと分かると完食まで。
そして、Dさんは
「こんだけわしの為にしてくれたんなら、病院の飯もちょっとは食べてやるよ」
と、少し恥ずかしそうにボソっと言ってくれました。
奥様も安堵した様子で、笑顔を見せてくれていました。
毎回奥様の味には出来ないけど、週に1回だけ作ると約束するとニカっと笑い
「美味いの作ってくれよ!」
っと私の肩を叩いてくれました。
その後、Dさんは食べる量も増え、最近では
「今日のご飯は何じゃ?忙しかったら、妻の味じゃなくても良いぞ。ここのは美味いからなー」
と笑いながら話してくれます。
一人ひとりに合わすのは難しいですが、やはり積極的に取り組むと相手には伝わるんだということを学べました。
